格安スマホ・SIM

SIMフリースマホに機種変更する方法とは?機種変更の手順と4つの注意点

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スマホ市場には多くの端末が流通しています。なかでも人気が高いのが「SIMフリースマホ」です。安い端末を購入すれば通信費を削減できるため、需要が高まっています。

しかし、これまでキャリアでスマホを購入していた方にとっては、機種変更の方法や手順がわからず不安に感じる方も多いでしょう。SIMフリーのスマホを買ったものの、通話やインターネットができなければ購入した意味がありません。

今回は、SIMフリーのスマホに機種変更する方法や手順、注意点について解説します。お気に入りのSIMフリースマホを不便なく使いたい方やSIMフリースマホで通信費を抑えたい方はぜひ参考にしてください。

SIMフリースマホからSIMフリースマホへ機種変更する方法

すでに使用している端末、次に使う予定の端末のどちらもSIMフリーの場合は、以下の2つの方法で機種変更ができます。

SIMフリースマホ ⇒ SIMフリースマホへの機種変更方法

  • SIMカードを変えずに機種変更する方法
  • MVNOとSIMフリースマホを同時に機種変更する方法

乗り換えの有無で方法が変わるため、注意しましょう。

SIMカードを変えずに機種変更する方法

現在の通信回線や電話番号を変えたくない場合は、SIMカードを引き続き利用し、機種の変更のみを行ないます。家電量販店やインターネット通販で端末を購入し、所有のSIMカードを購入した端末に入れ替えれば、問題なく使えます。SIMカードを入れ替えるだけのため、中古端末でも利用可能です。

SIMカードを入れ替える前には、必ず元の端末のデータをバックアップしておきましょう。データを移行できないと今後のスマホ運用に支障をきたしてしまいます。加えて、SIMカードのサイズも確認しておきましょう。SIMカードはnano、micro、標準の3種類 の大きさがあります。現在の端末はnanoSIMが多く使われていますが、中古端末は別の規格設定になっている場合があるため、事前に確認しておくと良いです。

また、契約している会社によっては、保証サービスが受けられなくなる場合もあるため、注意が必要です。事前に保証サービスを解約しておくと、移行もスムーズに行なえます。

MVNOとSIMフリースマホを同時に機種変更する方法

格安SIMへの乗り換えとスマホの機種変更を同時に行なう場合は、SIMの契約と新端末の購入を同時に行なう必要があります。先に端末を購入し、新しい端末と古い端末がそろった時点で乗り換え先と契約すれば、スムーズな手続きが可能です。

ただし、乗り換える格安SIMによっては、SIMと端末を同時購入すれば割引が適用されるなどのキャンペーンを行なっている場合もあります。SIMフリー端末を別途購入するよりも安い金額で済むのであれば、キャンペーンの利用を検討してもよいでしょう。

なお、通信会社を変えても同じ電話番号を使いたい場合は、MNPの手続きが必要です。MNPの予約は比較的簡単にできるため、電話番号を変えたくない場合は必ず手続きをしておきましょう。

MNPの手続き方法は、以下のとおりです。

MNPの手続き方法

  1. MNP予約番号の発行
  2. 使用中のキャリアの解約手続き
  3. 乗り換え先キャリアの申し込み
  4. 乗り換え先キャリアの開通手続き
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キャリアからSIMフリースマホに機種変更する方法

大手キャリアからSIMフリースマホへ機種変更する方法は、以下の2つです。

キャリア ⇒ SIMフリースマホへの機種変更方法

  1. SIMロック解除&SIMカードを契約
  2. SIMカードとスマホを両方購入する

大手キャリアを契約中の方は、ぜひ参考にしてください。

SIMロック解除&SIMカードを契約

大手キャリアで購入した端末で格安SIMなどの他回線を使う場合には、SIMロック解除が必要です。SIMロックとは、特定の通信会社の回線のみ限定で使える状態を指します。

かつて大手キャリアで販売されていたスマホはSIMロックがかけられており、他社の回線を利用するにはロックの解除が必要でした。しかし、2015年5月にはSIMロックの解除が義務化され、2021年10月からはスマホのSIMロック設定が禁じられました。そのため、現在キャリアで発売されている端末には、SIMロック設定がされていません。

一方、2021年10月以前に購入した端末にはSIMロック解除が設定されています。 ロックの解除は各キャリアに問い合わせれば行なえます。大手3社の解除費用と対応は、以下のとおりです。

キャリア

オンライン

電話サポート

ショップ

対応

ドコモ

0円

3,300円

3,300円

一括払い、またはクレジットカードによる分割払いの場合は、自動でSIMロックを解除

au

0円

-

3,300円

一括払い、またはクレジットカードによる分割払いの場合は、 申出があればSIMロックを解除

ソフトバンク

0円

-

3,300円

支払方法に関わらず、申出がなくてもSIMロックを解除

オンライン・電話・ショップと3つの窓口から解除手続きができますが、オンラインで行なえば事務手数料がかからず無駄な支出が発生しません。また、各社とも一括払いやクレジットカードによる分割払いであれば柔軟に対応してくれます。

SIMロックを解除できれば、どの回線でも問題なく使えるため、ロックを解除したうえで乗り換え先のSIMを契約しましょう。

SIMカードとスマホを両方購入する

キャリアからSIMフリースマホに機種変更する場合でも、MVNO同様に新規のSIMカードとスマホを両方購入する方法が使えます。キャリアでも端末と回線のセット購入で割引適用されるケースが多いため、一括購入するか端末だけ別途購入するかをよく吟味しておくとよいでしょう。中古端末や年式の古い端末を選べば、さらに安くスマホを手に入れられます。

なお、初めてSIMフリーのスマホに機種変更する場合は、OCNモバイルONEのスマホセット がおすすめです。OCNモバイルONEでは端末割引キャンペーンを頻繁に行なっており、端末を安く購入できます。通信プランは最安550円 からと手頃な価格のため、通信費を大幅に抑えられるでしょう。

※OCN モバイル ONEは2023年6月26日(月)で、新規お申し込みおよびSIMカードの追加お申し込みの受付が終了となりました

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SIMフリースマホに機種変更する手順

MVNOへの乗り換えとスマホの機種変更を同時に行なう場合を例に、SIMフリースマホへの機種変更の手順を紹介します。機種変更の手順は以下のとおりです。

SIMフリースマホへの機種変更手順

  1. MVNOの対応機種からSIMフリースマホを選ぶ
  2. MVNO選びとSIMカードの契約を行なう
  3. データのバックアップを取っておく
  4. SIMカードを挿入し初期設定を行なう
  5. バックアップしたデータを移行する

[1]MVNOの対応機種からSIMフリースマホを選ぶ

SIMフリーのスマホであっても、すべての通信会社のSIMが利用できるとは限りません。通信会社は各社で動作確認済み端末の一覧を公表しているため、使用したい機種がSIMに対応しているかチェックしておきましょう。

MVNOの格安SIM4社を比較!速度や料金も含めた表付きで紹介

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[2]MVNO選び&SIMカードの契約

新しいSIMカードを入手する場合は、MVNO(格安SIMの通信会社)と契約が必要です。

MVNOを選ぶ際は、MVNOが使用している回線をチェックしましょう。MVNOは、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの回線を間借りしてサービスを提供しています。そのため、MVNOによって使用している回線が異なります。契約を検討しているMNVOがどのキャリアの回線を使用しているのか、必ずチェックしてください。

どの回線を選べばよいか迷ってしまった場合は、キャリアごとの通信エリアに合わせて選びましょう。3大キャリアの特徴は、以下のとおりです。

キャリア

特徴

ドコモ

山や海など、電波の届きにくいところでもつながりやすい

au

登山道・キャンプ場・世界遺産などでのつながりに注力している

ソフトバンク

登山道でのつながりに注力している

居住地域によってはつながりやすいキャリア・つながりにくいキャリアがあるため、回線の安定性やキャリアの特徴を考慮しながら、回線選びをしましょう。

SIMカードの契約内容についても確認が必要です。SIMカードには、音声通話とデータ通信ができるもの、音声通話・データ通信どちらかのみできるもの、SMSとデータ通信ができるものなど、さまざまな種類があります。日常のスマホの用途に合わせて、最適なものを選びましょう。

[3]データのバックアップを取っておく

新しく契約するMVNOが決まったら、使用している端末データのバックアップを取ります。機種によってバックアップの方法はさまざまであるため、端末メーカーのサイトなどで確認しながら作業を進めましょう。

iPhoneからiPhoneへ機種変更する場合は、iCloudを利用すればクラウド経由でバックアップの作成が可能です。また、iOS12.4以降のOSを搭載している端末であれば、「クイックスタート」と呼ばれる簡単なデータ移行手続きができます 。iPhone同士を近づけるだけでデータ移行が完了するため、バックアップを取る必要がありません。

Androidで機種変更する場合は、Googleアカウントを利用したバックアップ機能が便利です。SDカードが使える端末の場合は、SDカードにデータを移して新しい端末に差し込めばバックアップがなくともデータを移行できます。

ただし、LINEやゲームなどの一部アプリは個別にバックアップが必要です。LINEの場合は、以下の手順でバックアップをしましょう。

LINEのバックアップ手順

  1. バックアップ用のPINコードを作成
  2. トーク履歴の自動バックアップを設定
  3. メールアドレス・パスワードを登録

[4]SIMカードを挿入し初期設定を行なう

バックアップが確実に取れたら、SIMカードを入れ替えます。SIMカードを抜き差しする際は、必ず端末の電源を切ってから行ないましょう。電源をつけたままSIMカードを抜き差しすると、端末やSIMカードが破損する場合があります。また、SIMカードを挿入する場合は、必ず向きを確かめて、決められた方向に挿入してください。

新しい端末にSIMカードを入れたら、初期設定をしましょう。iPhoneとAndroidでは設定方法が異なります。iPhoneの場合は、契約したMVNOのWebサイトから構成プロファイルをダウンロードすれば完了です。一方、AndroidはAPN設定が必要 です。MVNOごとに設定方法が公開されているため、手順どおりに設定を進めましょう。

[5]バックアップしたデータを移行する

初期設定が完了したら、バックアップしたデータを移行します。iCloudやGoogleアカウントにバックアップを作成した場合、データ復元にはWi-Fi環境が必要 です。iPhoneはほとんどの情報が新端末へ反映されますが、Androidは復元操作がやや複雑なため、注意してください。LINEやゲームアプリなどは個別にデータ引き継ぎが必要なため、アプリから設定を行ないましょう。

格安SIMの乗り換え手順や方法とは?乗り換えのキャンペーンや選び方も解説

格安simへの乗り換えを検討している人向けに、乗り換えの手順や、乗り換え時に必要なもの、注意点、おすすめのキャンペーンなどを解説します。

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SIMフリーのスマホを乗り換えるときの注意点

SIMフリーのスマホへと乗り換える場合に注意すべき点は、以下の4つです。

SIMフリースマホへと乗り換えるの注意点

  • SIMカードのサイズを確認する
  • 中古のスマホにおける危険性
  • アプリによってはデータを移行できない
  • 【キャリアユーザー向け】SIMロック解除が不要な機種がある

SIMカードのサイズを確認する

SIMカードには、nano、micro、標準の3つのサイズ があります。機種ごとに対応サイズが異なるため、使用中の機種と新しく購入する予定の端末とでサイズの相違がないか確認しましょう。

もし、サイズの異なるSIMカードを購入してしまった場合は、サイズ変更をしなければなりません。サイズの変更には手数料がかかるため、SIMカードのサイズ確認ミスは極力避けましょう。

MVNOによっては、それぞれのサイズに応じてSIMを切り離せる「マルチSIM 」を提供しているところもあります。マルチSIMを購入すれば、SIMカードのサイズ確認は不要です。

中古のスマホにおける危険性

中古のスマホは新品のものよりも価格が安く「最新の機種を持ちたい」「最先端の機能を味わいたい」といったこだわりがない方には、とても良い選択肢です。しかし、ネットワーク利用に制限がかかってしまう「赤ロム」の端末には注意が必要です。

赤ロムとは、以下の原因によりキャリアがネットワーク制限をかけているスマホを指します。

赤ロムの原因

  • 転売目的などの不正契約
  • 販売店からの盗難品
  • 前使用者の分割支払金の未払い
  • キャリアの保証サービスの利用

赤ロムのスマホは通常利用ができません。Wi-Fi環境下であればインターネット通信が可能ですが、データ通信や音声通話などは不可能です。中古の端末を購入する場合は、赤ロムの端末を買ってしまわないよう、注意しましょう。

ただし、購入当初は問題なくても、利用中に突然赤ロムになってしまう場合もあります。こうしたケースは、購入者側では防ぎようがありません。万が一に備えて、中古スマホを購入する際は、赤ロム保証のあるお店を使いましょう。

アプリによってはデータを移行できない

SIMフリーのスマホは、機種変更の際に自身でデータを移行する必要があります。バックアップの作成やクラウドサービスの利用などで、電話帳や写真・動画などは簡単に移行できますが、一部のデータやアプリなどは移行できません。

アプリからデータの引き継ぎを行なったり、アプリデータのバックアップを作成したりするなど、アプリの説明にしたがってデータ移行を行なうのが望ましいでしょう。

【キャリアユーザー向け】SIMロック解除が不要な機種がある

大手キャリアでは、2021年10月にSIMロックの設定が禁じられています 。しかし、それ以前に販売された端末にはSIMロックがされており、解除手続きが必要です。ドコモ・au・ソフトバンクいずれもWebサイトやアプリから手続きができるため、必ず解除を行ないましょう。

キャリアによってはSIMロック設定をしていない端末の発売時期が異なっています。大手3社はSIMロックのない端末を、以下の時期から発売しています。

大手3社のSIMロックなし端末の販売時期

  • ドコモ:2021年8月27日以降に発売された端末はSIMロック解除が不要
  • au:2021年10月1日以降に発売された端末はSIMロック解除が不要
  • ソフトバンク:2021年5月12日以降に端末を購入した場合はSIMロック解除が不要。また、2021年4月14日~2021年5月11日の間に一括払いかクレジットカードでの分割払いで端末を購入した場合もSIMロック解除が不要

端末の購入月日を確認し、SIMロック解除が必要かどうかチェックしておきましょう。

まとめ

SIMフリーのスマホに機種変更する方法や手順、注意点について解説しました。機種代金の値上がりなどで、SIMフリーのスマホへの乗り換えを検討する方が増えています。豊富な種類があるため選択肢が広がる一方、データの移行やSIMロック解除など、面倒な手間も増えます。

SIMフリー端末に機種変更する手順や注意点を理解して、不便なく快適にスマホを使い続けましょう。

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