ソフトバンクのサブブランド「LINEMO」は月額990円から使える格安SIMサービスです。
格安SIMには多くのサービスがあり、キャリアごとに違いがわかりにくいため、どれを選べばよいか悩んでしまうでしょう。
なかには通信速度が遅く、快適に使えないサービスも存在します。
失敗しないために本記事では、LINEMOへの乗り換えのメリットとデメリット、注意点をご紹介します。
LINEMOへの乗り換えを検討している方は、ぜひ本記事を参考に自分に合ったサービスを検討してみてください。
目次
LINEMOはオンライン専用の格安プラン
LINEMOとは、ソフトバンクの高速回線を格安で使えるソフトバンクのサブブランドであり、LINEモバイルとは別のサービスです。
ソフトバンクがLINEモバイルを吸収合併し、2021年3月に新ブランドであるLINEMOのサービスを開始しました。
LINEモバイルの新規受付はすでに終了しているため、LINEをお得に使いたいならLINEMOへの乗り換えがおすすめになります。
LINEMOのサービス内容は以下のとおりです。
サービス名 |
LINEMO |
月額料金 |
|
通話オプション |
|
5G |
対応 |
eSIM(本体一体型のSIM) |
対応 |
※2023年4月時点
※価格は税込み表記
LINEMOの料金プランは音声SIMのみで、現在は「ミニプラン(3GB)」と「スマホプラン(20GB)」の2つのプランを提供しています。
2023年4月現在、LINEMOで開催されているお得なキャンペーンは以下のとおりです。
キャンペーン名 |
期間 |
詳細 |
ゴールデンウィーク限定キャンペーン |
2023年5月8日(月)まで |
新しい番号、または他社からの乗り換えでミニプラン(3GB)に契約した場合、PayPayポイント990円相当が6ヶ月間もらえる |
PayPayポイント20%戻ってくるキャンペーン |
2023年5月8日(月)まで |
|
※2023年4月時点
なお、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えはキャンペーン対象外のため、注意しましょう。
LINEMOの評判・口コミからわかるメリット
ユーザーの評判・口コミからわかるLINEMOを利用するメリットは、以下のとおりです。
メリット
- 通信速度が速い
- 月額料金が安い
- 事務手数料が無料である
それぞれのメリットについて以下より詳しく解説するので、LINEMOへの乗り換えを検討している人は参考にしてみてください。
通信速度が速い
LINEMOはソフトバンクの回線を直接使用しているので、通信速度が速いと評判です。
多くの格安SIMは大手キャリアの回線を借りているため、ランチタイムや夜の18時以降は回線が混雑しやすく、通信速度が遅くなりがちです。
一方で、ソフトバンクの回線であるLINEMOは、時間帯を気にせず安定した通信環境でインターネットを利用できます。
通信速度の実測値を比較した結果は、以下のとおりです。
キャリア |
平均ダウンロード速度(Mbps) |
平均アップロード速度(Mbps) |
LINEMO |
75.89 |
16.22 |
ワイモバイル |
64.56 |
14.33 |
ソフトバンク |
86.04 |
17.38 |
※2023年4月時点
※「みんなのネット回線速度」から引用
ソフトバンクと比べても、LINEMOの通信速度はほぼ同レベルです。
SNSではLINEMOのユーザーが「通信制限がかかったときでも快適に利用できる」といった口コミを投稿していました。
格安SIMに変えてみたいけど、通信の品質を落としたくない人にはLINEMOがおすすめです。
月額料金が安い
LINEMOの月額料金は他の携帯電話会社と比べて格安であり、通信費を抑えながら利用できます。
ほかのキャリアの月額料金との比較は、以下の表を参考にしてみてください。
サービス名 |
月額料金 |
通話オプション |
LINEMO |
|
|
ワイモバイル |
|
|
ソフトバンク |
|
|
※2023年4月時点
※価格は税込み表記
LINEMOとソフトバンクの3GBプランで比較した場合、LINEMOの月額料金はソフトバンクの約1/5です。
LINEMOではLINEをカウントフリーで利用できるため、LINEのトークやビデオ通話などを利用してもデータ容量を消費しません。
さらに、テザリングが無料のため、外出先でもお金をかけずにノートパソコンやタブレットなどの機器をインターネットに接続できます。
SNSでは「キャンペーンを使えばお得に利用できる」といった口コミがありました。
価格が安く、通信環境も安定しているので、小・中学生のお子さんに持たせるスマホにピッタリです。
事務手数料が無料である
LINEMOは事務手数料がかからないので、乗り換えやすいメリットがあります。
他の携帯電話会社では、乗り換え時に3,000円程度の事務手数料がかかる場合が多いですが、LINEMOでは新規契約・乗り換え手数料が一切かかりません。
さらにLINEMOでは新規契約時だけでなく、以下の手数料も無料です。
- SIM再発行手数料
- 契約解除料
- MNP転出手数料
契約期間の縛りがないので、解約時の手数料を気にせず気軽に乗り換えができます。
SNSでは、「気軽に試せる」といった口コミがありました。
ただし、他社からMNP転入する場合、MNP転出に伴う費用が必要な場合もあり、転出に伴う費用については契約中の携帯電話会社に確認しておきましょう。
LINEMOの評判・口コミからわかるデメリット
価格が安い反面、LINEMOを利用する際には以下の3つのデメリットがあります。
デメリット
- 家族割や光回線の割引に対応していない
- 対面や電話でのサポートがない
- データの繰り越しができない
LINEMOへの乗り換えを検討している人は、失敗しないよう事前に確認しておきましょう。
家族割や光回線の割引に対応していない
LINEMOは家族割や光回線とのセット割を利用できない点がデメリットであり、家族で複数回線利用していても割引が適用されません。
一方でソフトバンク・ワイモバイルでは以下の割引が適用されます。
キャリア |
家族割 |
光回線とのセット割 |
ソフトバンク (併用可能) |
月額最大1,210円 |
月額最大1,100円 |
ワイモバイル (併用不可) |
月額最大1,188円 |
月額最大1,188円 |
※2023年4月時点
※価格は税込み表記
ソフトバンクでは、家族割と光回線のセット割を組み合わせれば、月額最大2,310円(税込み)の割引が、家族の人数分受けられます。
また、ワイモバイルも家族割があり、2回線目以降の月額料金が1,188円(税込み)に割引されます。
ただし、ワイモバイルでは「新みんな家族割」と「おうち割光セット」を併用できないため、注意が必要です。
SNSでは「プランによってはLINEMOよりワイモバイルの方が安い」といった口コミがありました。
とはいえ、LINEMOは元々の基本料金が安く、ソフトバンクやワイモバイルの家族割と比較しても料金が安くなる場合があります。
毎月のデータ量が20GBで十分な人は、まずはLINEMOを検討してみるとよいでしょう。
対面や電話でのサポートがない
LINEMOの契約はオンラインのみであり、ソフトバンクやワイモバイルの店舗ではLINEMOを契約できません。
SNSでは「契約がややこしい」といった口コミがありました。
LINEMOには電話サポートがありませんが、オペレータによるチャットサポートを行っています。
チャットの利用は簡単で、LINEアプリや公式サイトから利用可能です。
店舗でのサポートを受けたい人は、「格安スマホは店舗で買える?契約方法から注意点まで詳しく紹介」の記事をぜひ参考にしてください。
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データの繰り越しができない
LINEMOは余ったデータ容量を翌月に繰り越せないため、残ったデータ容量が毎月1日にリセットされます。
SNSでは「データ繰り越しができないのでもったいない」といった口コミがありました。
データ容量が余りがちな人は、データを繰り越せる「ワイモバイル」への乗り換えもおすすめです。
ワイモバイルなら、繰り越したデータは翌月末まで利用でき、失効期限の近いものから消費されます。
ワイモバイルはLINEMOより月額料金は高くなりますが、毎月のデータ使用量にバラツキがある人は、ワイモバイルの利用も検討してみてください。
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LINEMOの対応機種一覧
LINEMOでは機種変更を行っていないため、端末を自分で用意する必要があります。
LINEMOの対応機種の一例は、以下のとおりです。
対応機種(一例)
- iPhone 6sシリーズ以降
- Google Pixel 6
- OPPO Reno3 5G
- Galaxy S6 edge
- Rakuten Hand 5G
LINEMOでは他にも多くの機種に対応しており、端末の動作確認は、LINEMO公式サイトから調べられます。
乗り換えの前に、手持ちのスマホがLINEMOで利用できるか確認しておきましょう。
LINEMOへ乗り換える手順
LINEMOへの乗り換えを行う際は、まず公式サイトにアクセスしましょう。
公式サイトのトップ画面が表示されたら「今すぐ申し込む」をタップします。
予定している手続きのどちらかを選び、画面を押します。
現在利用している携帯電話会社を選びましょう。
続いて、利用予定の端末を選びます。
3GBか20GBどちらかのプランを選択します。
次に、乗り換え(MNP)情報と個人情報を案内に沿って入力しましょう。
クレジットカードと口座振替のどちらかの支払い方法を選択します。
以下のいずれかの本人確認書類をアップロードし、提出します。
本人確認書類の提出が完了し、申し込み完了のメールが届いたら、申し込み完了です。
申し込み手続きが完了後、15時までの審査が完了した場合、最短当日でSIMカードが発送されます。
発送が完了したら、LINEMOから商品発送のお知らせメールが届くので確認しましょう。
なお、SIMカードは対面での受け取りが必要です。
LINEMOへ乗り換えるときの注意点3つ
LINEMOへの乗り換え前には、以下の3つの注意点を知っておきましょう。
注意点
- 機種変更できない
- キャリアメールが使えない
- ソフトバンクの割引特典を引き継げない
乗り換え後に困らないように、LINEMOへのMNP転入を考えている人は注意して読み進めてみてください。
機種変更できない
LINEMOでは端末の販売を行っていないため、乗り換え時にはSIMフリー端末が必要です。
SIMロックがかかっている端末ではLINEMOを使用できないので、SIMロックを解除しておきましょう。
大手キャリアでスマホを購入して契約した場合、購入した端末を他の携帯電話会社で利用できないよう、ロックをかけることがあります。
SIMロックの解除は、契約している携帯電話会社へ依頼すれば簡単に解除できます。
ただし、店舗でSIMロックの解除を依頼した場合、手数料が3,000円程度かかるので、無料で行えるウェブサイトからの手続きがおすすめです。
キャリアメールが使えない
LINEMOではキャリアメールを引き継ぎできないため、キャリアメールを普段からよく利用している方は対応が必要です。
同じメールアドレスを利用したい方は、解約から31日以内に月額330円(税込み)の「メールアドレス持ち運び」サービスに申し込みをしてみてください。
メールアドレス持ち運びサービスは、LINEMO利用開始後に、ソフトバンクの会員サービス「My Softbank」から申し込み可能です。
ただし、キャリアメールのデータを保存できる容量は決まっているため、古いデータは消去される可能性があります。
ソフトバンクの割引・特典を引き継げない
ソフトバンクを解約した場合「Yahoo! プレミアム」は自動解約になり、利用できなくなります。
Yahoo! プレミアムとは、Yahoo! JAPANが提供する月額508円(税込み)の有料サービスです。
ソフトバンクやワイモバイルを利用中の人は、Yahoo! プレミアムは無料プランに含まれています。
Yahoo!プレミアムの特典の例は、以下のとおりです。
Yahoo! プレミアム特典(一例)
- 雑誌110誌以上が追加料金なしで楽しめる
- 国内バスケットボールの試合が見放題
- ヤフーオークションの出品時の落札システム手数料が安くなる
- 国内宿泊予約で使える割引クーポンを配布
- Yahoo!ショッピング・LOHACO利用でいつでも7%相当還元
解約後もYahoo!プレミアムは継続して利用できますが、翌月から月額508円(税込み)の請求が発生します。
また、ソフトバンクやワイモバイルの家族割や光回線の割引も使えないので、注意が必要です。
ソフトバンク回線ならLINEMOがおすすめ
LINEMOのミニプラン(3GB)は月額990円(税込み)から利用でき、LINEのデータ通信も無制限のため、月額料金を安く抑えられます。
LINEMOへの乗り換えがおすすめの人は以下のとおりです。
LINEMOがおすすめの人
- 月のデータ使用量が20GB以下
- LINEをよく使う
- 家族割を利用しない
- 毎月1万円近く通信費を払っている
ただし、ソフトバンクの家族割や光回線のセット割を利用中の人は、月額料金が高くなる可能性があるので注意が必要です。
もしソフトバンクの料金が高いと感じているなら、月額料金が2,000〜3,000円安くなるLINEMOを検討してみてください。
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