＠nifty光とは？料金プランの種類とメリット・デメリット、申し込み方法を紹介

＠nifty光は、NTTのフレッツ光を利用したインターネット回線サービス です。

ポイントサービスの活用次第ではお得に利用できるため、光回線の導入を考えているなら一度検討してみるとよいでしょう。ただし、プランによっては解約時に手数料がかかる などの注意点もあるので、事前に調べておくことが大切です。

本記事では、＠nifty光の料金、メリットとデメリット、具体的な申し込み方法について解説します。光回線導入や＠nifty光が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

＠nifty光とは？

＠nifty光は、NTTのフレッツ光回線を利用した光コラボレーション（光コラボ）サービスの一つです。「光コラボ」とは、光回線とインターネットプロバイダがセットになったサービスを指します。

インターネットを利用するには光回線契約とプロバイダ契約が必要ですが、光コラボではこれらが1つにまとまっているので、別々に手続きをする必要がありません。これにより、スムーズにインターネット利用を始めることが可能です。

＠nifty光は、NTT東日本とNTT西日本の回線を利用しているため、対応エリアは日本全国にわたります。他社のサービスでは回線を利用できない地域もあるなか、多くの方にとって安心して契約できるインターネット回線サービスだといえるでしょう。

＠nifty光のプランと料金

＠nifty光の料金プランの種類は、ホームタイプとマンションタイプの2つに大きく分けられます。前者は一戸建て、後者は集合住宅が対象です。

以下では、＠nifty光が提供するプランの内容と、各プランの月額料金について解説します。

＠nifty光 3年プラン（N）・2年プラン（N）

＠nifty光の基本的なプランとなるのが「3年プラン（N）」と「2年プラン（N）」です。これらのプランは、手厚い電話サポートやスマホの代金割引、家電の割引など、各種サービスが充実しているのが特徴です。

3年プラン（N）・2年プラン（N）の初期費用や月額料金は、下表にまとめているので参考にしてください。

※2024年3月時点

上記料金は、3年プラン（N）・2年プラン（N）で共通ですが、3年プラン（N）ではポイントで月額料金実質1年間無料、またはキャッシュバックの特典が受けられます。

＠nifty光 10ギガ

＠nifty光 10ギガは通信速度が最大10Gbpsと高速で、同時・複数の接続に強いのが特徴です。

オンラインゲームやWeb会議を頻繁に利用する場合や、家族が日常的に複数のデバイスからインターネットを利用する場合は、こちらのプランの利用を検討するとよいでしょう。

月額料金は、以下のように住居タイプや契約期間によって異なります。

※2024年3月時点

＠nifty光 10ギガにも、3年プラン（N）や2年プラン（N）があり、プランごとに契約年数の縛りがあります。

注意点として、全国対応の＠nifty光 3年・2年プランとは異なり、＠nifty光 10ギガの対応エリアは一部に限られることが挙げられます。地域によっては利用できない可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

NTT東日本・西日本ごとの10ギガ対応エリアは以下のとおりです。なお、提供エリアは順次拡大することが予定されています。

※2024年3月時点

また、＠nifty光 10ギガも＠nifty光 3年・2年プランと同様に、ニフティポイント、auスマートバリューまたはUQ mobileの自宅セット割、家電割引のサービスを受けられます。

＠nifty光 WebLiko

＠nifty光 WebLikoの特徴は、契約期間の縛りがないことです。いつ解約しても解除手数料が不要なため、引越しをする可能性がある方など、いつまで回線を利用するかわからない場合でも安心して利用できます。

また、月額料金もこれまで紹介したほかのプランに比べてリーズナブルなため、料金をなるべく抑えたい方や気軽に回線を引きたい方にもおすすめのプランです。

※2024年2月時点

＠nifty光 WebLikoの最大速度は1Gbps ですが、IPv6接続に標準対応しています。そのため、地域や時間帯の影響も少なく快適に利用できるでしょう。

ただし、サポートはオンラインのAIチャットボットのみで、電話サポートは有料です。 ちょっとした疑問やトラブルシューティングであれば、有人の電話対応なしで解決できる、ある程度パソコンに詳しい方に向いているプランといえます。

＠nifty光のメリット

ここでは、＠nifty光を利用するメリットとして、以下の4点について解説します。

貯めたポイントで月額料金がお得になる

＠nifty光では、ニフティポイントという独自のポイントサービスがあり、インターネット上でのお買い物や＠nifty光の申し込み特典などでポイントが獲得できます。

ニフティポイントは、＠nifty使用権と交換すると現金換算で1.5倍に増え、自動で月額料金の支払いに充当されます。そのため、使い方次第では月額料金を0円にすることも可能です。

例えば、＠nifty光 3年プラン（N）のホームタイプを契約すると、特典で34,000ポイントを獲得できます。＠nifty使用権に交換すると1年分の月額料金が0円になる計算のため、ポイントをうまく活用することで＠nifty光をお得に利用できるでしょう。

また、ポイントは月額料金の支払いに充てられるだけでなく、1ポイント1円相当での換金も可能です。

IPv6に無料で対応

IPv6とはインターネットの接続方法の一つで、従来の接続方式（IPv4）と比べて高速通信を実現できるのが特徴です。

IPv4は利用者が多いことから混雑しがちで、時間帯によってはインターネット利用にストレスを感じる場面も少なくありません。これに対し、大容量データがやりとりできるIPv6は混雑しにくく、安定した回線で快適にインターネットを利用できます。

＠nifty光では、フレッツ光ネクスト回線やクロス回線を利用しているユーザーに対して、無料でIPv6に接続できるサービスを提供しています。IPv6を利用するにはIPv6対応のルーターが必要ですが、＠nifty光ではルーターのレンタルサービスもあるため、ルーターを持っていない方でも安心です。

＠nifty光の回線速度は、フレッツ光と同等程度とされていますが、IPv6サービスを活用すれば、混雑する時間帯でもより快適にインターネットが利用できるでしょう 。

実際、＠nifty光でIPv6サービスに切り替えたユーザーからは、速度が改善されたという声が多く聞かれます 。

Wi-Fiルーターを無料でレンタルできる

＠nifty光では、IPv6に対応したWi-Fiルーターを最大25ヵ月間、無料 でレンタルできます。＠nifty光から届く案内書に沿ってレンタルしたルーターを接続するだけで済むため、設定が不安な方でも安心して利用できるでしょう。

なお、25ヵ月が経過したあとも、Wi-Fiルーターのレンタルを継続したい場合は、月額550円（税込） のレンタル料が発生します。

スマホ料金が安くなる

＠nifty光の3年プラン（N）・2年プラン（N）と＠nifty光電話に契約すると、auやUQ mobileのスマホ料金が割引になるのも大きなメリットです。

＠nifty光の申し込み時に、auでは「auスマートバリュー」、UQ mobileでは「自宅セット割」に申し込むだけで割引が適用されます。

対象のプランと割引金額は以下のとおりです。

＜au対象プラン＞

＜UQ mobile対象プラン＞

※2024年2月時点

この割引は家族全員のスマホ料金が対象となり、＠nifty光と＠nifty光電話を契約している限りは永年で適用されます。家族全員がauまたはUQ mobileを利用している場合や、＠nifty光を長く利用する予定の方などにとっては、特にお得な制度といえるでしょう。

＠nifty光のデメリット

＠nifty光にはデメリットも存在するため、ここで押さえておきましょう。

月額料金は平均的で安くはない

＠nifty光の月額料金は、他社と比較しても大きな差はないため、ほかと比べて特別安いサービスを探している方はメリットを感じにくいかもしれません。

しかし、＠nifty光では、ポイントサービスやキャッシュバックなど、利用者に還元されるサービスが充実しています。キャンペーン例としては、以下のようなものが挙げられます。

• 3年プラン（N）契約で30,000円キャッシュバック
• 3年プラン（N）契約で、契約満了後に1ヵ月無料分のニフティポイントプレゼント
• 月額料金を毎月1,100円×20ヵ月割引（工事費実質無料）

これらのキャンペーンの利用で実質的な料金を下げられるため、月額料金だけでなくキャンペーン内容を含めて比較検討するのがおすすめです。

解約で解除手数料が発生する

＠nifty光 WebLiko以外のプランでは、契約更新期間外での解約に際して、解除手数料が発生します。契約更新期間は契約満了月から翌々月までであり、解除手数料を払わずに解約したい場合は、この期間に解約手続きを行なわなければなりません。

各プランの解除手数料については、下表をご覧ください。

※2024年2月時点

＠nifty光の申し込み方法

＠nifty光に申し込む場合は、まず＠nifty光のWebサイトまたは電話で開通工事の希望日を申請します。ただし、NTTフレッツ光の加入状況で、申し込み先が3種類に分かれる点に注意してください。

以下では、NTTフレッツ光の加入状況のパターン別に、申し込み方法の詳細を解説します。

初めてフレッツ光を利用するなら「新規申し込み」

フレッツ光回線を初めて導入する場合には、新規申し込みから手続きを行ないましょう。その後、建物内に光ファイバーケーブルを引き込むための工事が行なわれます。工事日には立ち合いが必要です。

ただし、前の入居者が光回線工事を行なっているなど、工事が不要なケースもあります。光回線導入済みの場合、コンセントや電話回線の近くに「光」などと表記された光コンセントがある ので、申し込む前に実際に室内を確認してみましょう。

集合住宅では、各部屋に光コンセントを設置しない接続方式を採用している場合もあります。導入の有無が不明なときは、物件のオーナーや管理会社に確認しておくと確実です。

フレッツ光を利用中なら「乗り換え（転用）」

フレッツ光回線を導入済みであれば、利用中の回線を＠nifty光に活用できます。そのため、新規申し込みと異なり、引き込み工事と立ち会いは不要です。

転用の場合は、NTT東日本・西日本から発行される転用承諾番号を取得し、＠nifty光に乗り換えの申し込みをします。NTT東日本・西日本の公式サイトまたは電話にて転用承諾番号発行の手続きを行ない、番号を受け取ったら＠nifty光に転用の申し込みをしましょう。

転用承諾番号の発行手続きの際には、以下の情報が必要です。

• お客さまID番号、ひかり電話番号、ご契約者連絡先電話番号のいずれか1つ
• フレッツ光回線のご契約者名義（カタカナ）
• フレッツ光回線敷設先の郵便番号と住所
• 現在のお支払い方法（請求書、口座振替、クレジットカード）
• 「転用承諾番号」連絡先のメールアドレス

なお、転用承諾番号には有効期限があるため、受け取ってから5日以内に＠nifty光への転用申し込みを行なうようにしてください。

他社の光コラボを利用中なら「事業者変更」

事業者変更とは、他社から＠nifty光に光コラボサービスを乗り換えることを指します。転用と同様に、光回線の工事実施は不要です。

例えば、以下のような光コラボから＠nifty光への乗り換えが可能です。

• ドコモ光
• Softbank光
• ぷらら光
• OCN光
• ビッグローブ光
• So-net光　など

事業者変更をするには、事業者変更承諾番号を事前に取得する必要があります。番号には有効期限があるため、取得したら速やかに＠nifty光の手続きに進みましょう。

事業者変更承諾番号は、乗り換え前の光コラボレーション事業者に問い合わせて取得します。取得のための連絡先や必要な情報は各事業者によって異なるため、公式サイトなどで確認してみてください。

なお、ひかり電話やフレッツ・テレビなど 、サービスの種類によっては事業者変更後も引き継ぐことが可能です。

まとめ

＠nifty光はNTTのフレッツ光を利用しているため、地域の制限なく日本全国で利用できます。

また、新規契約時キャンペーンなどで取得できるニフティポイントを、月額料金に充当できる点も魅力です。ニフティポイントの活用次第で、1年などの長期にわたって月額0円でインターネットが利用できるのは、他社にはないメリットといえるでしょう。

ただし、＠nifty光はプランによって、2年または3年といった契約期間の縛りがあります。解約の際に解除手数料をかけたくない場合は、更新期間内に手続きをしましょう。

光回線の利用を検討している方は、＠nifty光を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。