格安スマホ・SIM

無制限の格安SIMはどう選ぶ?種類の違いやメリット・デメリットを徹底解説!

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「大手通信キャリアの無制限プランを契約しているけど、料金が高すぎる」と悩んでいませんか。出費を抑えたい場合、格安SIMに乗り換えて無制限プランを契約するのも一つの手段です。

ただし格安SIMは種類が豊富で、無制限プランの内容も携帯キャリアによって異なるため、迷ってしまうかもしれません。

この記事では、無制限プランを前提とした格安SIMの選び方や、メリット・デメリットを解説します。

そもそも格安SIMとは?

格安SIMとは、大手通信キャリアなどと比べて安い月額料金で利用できるSIMカードのことです。

SIMカードとは、電話番号などの加入者情報が記録されているICカードのことを指します。格安SIMを利用する際には、端末に内蔵されているSIMカードを差し替えることで、今までの電話番号をそのまま利用することが可能です。

SIMカードについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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格安SIMを提供している通信業者は、「MVNO」と呼ばれています。一方、大手通信キャリアとなるドコモ、au、ソフトバンクなどは「MNO」と呼び、自社の基地局を設置しています。

格安SIMを提供するMVNOは、大手通信キャリアの回線を借りてユーザーにサービスを提供します。自前で基地局を設置しなくても済むおかげで、回線をユーザーに安く提供できるというわけです。

無制限の格安SIMは4種類

無制限の格安SIMといってもサービス内容はさまざまなので、自分に合ったプランを選ぶ必要があります。

ここでは、格安SIMの種類について詳しく見ていきましょう。

データ無制限

データ無制限とは、毎月好きなだけ使ってもデータの通信に制限がないプランのことです。スマートフォンで動画や映画を頻繁に見る方、SNSを毎日のように利用する方におすすめです。しかし、格安SIMでは完全な無制限プランは少ない傾向にあります。

例えば、mineoのデータ無制限プランには250円(税込)〜2,200円(税込)で利用できる「マイそく」プランがありますが、通信速度に制限が設けられています。

平日の昼の12時台にいたっては最大32kbpsしか速度がでません。32kbpsはメールやメッセージなどの送受信ができる程度のレベルです。さらに、3日間でトータル10GB以上使用した場合に制限がかかることがあります。

速度制限なしでデータを使用するためには、198円(税込)/回の「24時間データ使い放題」というオプションを追加で購入しなければなりません。

毎日オプションを購入すると、大手通信キャリアと同じくらいの月額料金になる可能性があるので注意が必要です。

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低速モードでの無制限利用

マイページやアプリなどから低速モードに切り替えることで、無制限となる格安SIM業者があります。

低速モード時では200kbs〜1Mbps程度になり、テキストベースのホームページの閲覧、メールやLINEの送受信などは問題なく利用できます。動画の視聴もできますが、最大でも1Mbps程度なので標準画質から低画質に落とさないと厳しいでしょう。

カウントフリー

カウントフリーとは、対象サービスを利用する際にデータ通信量が消費されないサービスのことです。対象サービスをよく使用するユーザーにとっては、利用料金を安く抑えられるのでありがたいでしょう。

カウントフリーの一例として、OCNモバイルONEの「MUSICカウントフリー」が挙げられます。OCNモバイルONEの「MUSICカウントフリー」は、以下の音楽サービスの通信量を消費することなく使用可能です。

OCN モバイル ONEは2023年6月26日で、新規申込およびSIMカードの追加申込の受付は終了しました。

「OCN モバイル ONE」カウントフリー

  • amazon music
  • AWA
  • dヒッツ
  • LINE MUSIC
  • Spotify(R)
  • TOWER RECORDS MUSIC
  • ひかりTVミュージック

通学や通勤時にスマートフォンで音楽を聴いていると、容量が上限に達してしまう方は多いかもしれません。そんな方はOCNモバイルONEの「MUSICカウントフリー」のようなプランを利用することで、データ容量を気にせず音楽を楽しめて、月額料金も抑えられるのでお得になります。

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通話無制限プラン

Webサイトや動画、SNSの利用よりも通話が多い方は、通話無制限のプランがおすすめです。格安SIMも大手通信キャリアと同様に、通話の定額プランに加入しないと通話料金が高くなってしまう傾向にあります。

通話無制限プランの内容や無制限になる範囲は、携帯キャリアやプランにより異なります。以下は通話無制限プランの一例です。

  • 5分~10分以内の短時間の通話が無制限
  • 指定した相手のみ無制限
  • 誰でもいつでも通話が無制限

契約するプランの詳細については、事前に携帯キャリアの公式サイトで確認しましょう。

制限の格安SIMを利用するメリット

無制限の格安SIMを利用するメリットは以下の4つです。

制限の格安SIMを利用するメリット

  1. 月額料金が抑えられる
  2. 料金プランがわかりやすい
  3. 契約期間の縛りがない
  4. 通話プランを付けなくてもよい

ここでは、メリットについて1ずつ解説していきます。

月額料金が抑えられる

格安SIM最大のメリットは、月額料金が大手通信キャリアよりも安く抑えられることです。

例えば、大手通信キャリアのauのデータ無制限プランの料金は月額7,238円(税込)です。それに対して、格安SIMを提供するmineoのデータ無制限プランは最大月額2,200円(税込)で契約できます。このケースの場合、半額以上の月額料金が抑えられることがわかります。

さらに料金を抑えたい方は、OCNモバイルONEの月額770円(税込)の1GBコースなどを利用するのも手です。短時間のインターネットの閲覧やメール利用であれば、問題なく使えるでしょう。

「月額料金を抑えたい」「インターネットをあまり使用しない」という方には、特に格安SIMの利用をおすすめします。可能であれば、月のデータ使用量の目安を事前に把握しておきましょう。

OCN モバイル ONEは2023年6月26日で、新規申込およびSIMカードの追加申込の受付は終了しました。

料金プランがわかりやすい

大手通信キャリアの契約は、料金プランが複雑すぎてわかりにくいのが難点です。毎月の端末代金やオプションの料金、アプリの料金など、さまざまな項目があります。そのため、月額の利用料金はいくらになるのか、どのプランに入ればいいのか悩んでしまうかもしれません。

その点、格安SIMは料金プランが非常にシンプルな会社が多いのが特徴です。おもに「通話料金」と「データ量」の2種類だけなので、契約時に月額の利用料金を把握しやすくなります。

毎月の料金を把握できると、家計の支出管理がしやすくなるメリットもあります。現在、月額の利用料金がいまいち把握できていない方は、格安SIMへの乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。

契約期間の縛りがない

格安SIMには、契約期間に縛りを設けていない会社が存在します。一方、大手キャリアの場合は、他のキャリアに新しく乗り換える際に、違約金の支払いが発生するケースが少なくありません。

格安SIMはいつ解約しても違約金はかからないことが多く、いつでも好きなタイミングで格安SIMに乗り換えができます。ただし、最低契約期間があったり、何かしらの縛りがあったりする格安SIMやプランもあるため、注意が必要です。

通話プランを付けなくてもよい

大手通信キャリアの場合は、基本料金以外にもかけ放題プランといった通話オプションを同時に契約しなければならないケースがあります。また、携帯ショップなどで契約する場合、高い通話プランを勧められて断り切れずに契約してしまう可能性が考えられます。

格安SIMの多くは店頭での契約ではなくWebでの契約が主体のため、使わない通話プランを無理に付ける必要がありません。

また、5分以内の通話ができる短時間利用のプランや、長電話を頻繁にする方向けの長時間プランなど、格安SIMでは自分の使い方に適したプランを自由に選べます。

例えば、OCNモバイルONEでは10分以内かけ放題プランが月額935円(税込)、24時間完全かけ放題プランが月額1,430円(税込)で利用可能です。通話プランを無駄に付けたくない方には、格安SIMはおすすめです。

OCN モバイル ONEは2023年6月26日で、新規申込およびSIMカードの追加申込の受付は終了しました。

無制限の格安SIMを選ぶ際の注意

利用するメリットの多い無制限の格安SIMですが、適当に選んでしまうとかえって月額料金が高くなってしまったり、使い勝手が悪くなったりするリスクがあります。

ここでは、無制限の格安SIMを選ぶ際に注意しておくべき点を解説します。

速度制限がかかる場合がある

格安SIMのデータ無制限プランは、通信速度に制限がかかるケースがあります。例えば、mineoのデータ無制限プランは月曜日〜金曜日(祝日含む)の昼12時〜13時の間、回線の混雑を避けるために通信速度が32kbpsまで落ちてしまいます。

仕事に行っている方であれば、12時台は昼休みで最もスマートフォンを使用したい時間帯ではないでしょうか。そのような時間帯に速度が落ちることは、使い勝手が悪いと感じる原因になりかねません。

同じくmineoのデータ無制限プランを例に挙げると、3日間のトータルで10GBを使うと通信制限がかかってしまう場合があります。映画や動画を長時間再生すると、すぐに制限がかかってしまうでしょう。制限を解除するためには、24時間データ使い放題のオプションを付けるか、3日間待たなくてはいけません。

また、無制限の格安SIMは夕方〜夜間の混雑している時間帯に、速度が遅くなる場合があります。大手通信キャリアの回線を借りているため、どうしても影響を受けてしまうのです。

格安SIMで契約できる無制限プランは、何かしらの速度制限が設けられている場合があります。快適な速度でスマートフォンを使用したい場合は、データ無制限プランを購入し、オプションで24時間高速通信を可能にするといった方法もあります。

かえって高くなってしまう可能性がある

データの使用量や使い方によっては、無制限プランを利用するよりも定額プランを契約したほうが料金を抑えられるケースがあります。データ無制限プランは、上限が設けられているプランよりも高額なことが多いからです。

例えば、メールの利用しかしない方であれば月1GBもあれば問題なく使用できるでしょう。このケースの場合、mineoの無制限プランを2,200円(税込)で契約するよりも、OCNモバイルONEの1GBの定額プランを770円(税込)で契約したほうが安くなります。

格安SIMに乗り換える際には、いきなり無制限プランに加入せずに、一度自分のデータ使用量や使い方を見直してから検討するのも一つの手です。

OCN モバイル ONEは2023年6月26日で、新規申込およびSIMカードの追加申込の受付は終了しました。

無制限の格安SIMの選び方

無制限の格安SIMの選び方のポイントは4つあります。

無制限の格安SIMの選び方

  • 月々のデータ使用量を見直す
  • 無制限プランの条件を確認する
  • 基本料金を比較する
  • 最大通信速度をチェックする

それぞれのポイントについて順に解説します。

月々のデータ使用量を見直す

使用量が少ない場合は、データ無制限のプランに加入するとかえって月額料金が高くなってしまう可能性があります。月々のデータ使用量を把握しておけば、自分に合ったプランに加入することができ、月額料金を抑えることができるでしょう。

データ使用量はスマートフォン本体から確認できます。使用端末によって操作方法が若干異なりますが、基本となる手順は以下のとおりです。

【iPhoneの場合】

「設定」から「モバイル通信」を選択し「モバイルデータ通信」

【Androidの場合】

「設定」から「接続」を選択し、「データ使用量」から「モバイルデータ使用量」を開く

大手通信キャリアを使用している場合は、それぞれの会社の公式サイトから確認することも可能です。月額の料金をきちんと見直してから、無制限プランに加入するか判断しましょう。

無制限プランの条件を確認する

無制限プランでも、完全に無制限でデータを使える格安SIMは少ないのが現状です。何かしらの条件がある場合が多いので、事前に確認しましょう。

例えば、LIBMOの場合は528円(税込)で無制限プランに加入できますが、最大速度が200kbpsまでとなっており、さらに音声通話機能が付いていません。他にも、mineoは3日間のトータル通信量が10GBを超えると速度制限がかかる、という条件があります。

格安SIMは無条件で利用できる無制限プランは少なく、オプションの加入が必須の場合もあるので、確認してから契約しましょう。

基本料金を比較する

各社の基本料金を比較してから契約しましょう。利用できるデータ量や条件が同じでも、基本料金が違う場合があります。同じ条件であれば、少しでも安い格安SIMを選ぶのがおすすめです。

また、サービスによってはオプションの加入が必須になる場合があるので、よく確認しましょう。利用したいサービスが料金プランに含まれている格安SIMを選択するのがポイントです。

最大通信速度をチェックする

無制限プランでも、最大通信速度に上限を設けているプランがあります。無制限ではあるものの、最大通信速度が遅いと快適にスマートフォンを使えないので、通信速度は要チェックです。

同じ通信業者でも、プランによって通信速度に大きな差があります。契約してから後悔しないためにも、通信速度を確認してから契約するようにしましょう。

まとめ

無制限の格安SIMは、無条件で使用できるプランがまだまだ少ないのが現状です。最大通信速度が決まっていたり、時間帯によって速度制限がされたりする場合があります。

月々のデータの使用量次第では、無制限プランを選ぶよりも定額のプランを選択するほうが安く利用できる場合があります。月々の使用量や使い方を見直して、自分に合うプランを選びましょう。

カウントフリーの対象サービスをよく使っている方や、メール・LINEの利用だけの方であれば、3GB程度の定額プランの契約でも問題ありません。格安SIMの料金プランとサービス内容を確認してから契約しましょう。

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