格安スマホ・SIM

eSIMの概要やメリット・デメリット、対応キャリアについて解説!

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eSIMとは、スマートフォン内蔵型のSIMを指します。契約完了から短時間でスマートフォンを利用できるのが特徴ですが、eSIMに対応していない機種もあり、どのスマートフォンでも使えるわけではありません。

この記事では、eSIMの概要とeSIMに対応しているキャリアを紹介し、eSIMのメリット・デメリットについて詳しく解説します。eSIMの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

eSIMとは?

eSIMとは、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMのことです。

従来のスマートフォンは、契約者情報が記録された物理SIMを、端末に挿入して利用していました。eSIMはこの物理SIMが進化したもので、あらかじめスマートフォンに埋め込まれており、データをダウンロードして契約者情報を読み込ませることで、通話や通信を可能にします。

物理SIMは、契約手続きをしてからSIMカードの到着を待たなければなりませんが、eSIMはもともと端末に内蔵されているため、SIMカードの到着を待つ必要はありません。eSIMの手続きは基本的にオンラインで完結するため、契約完了から短時間でスマートフォンの利用を開始できるのが大きなメリットです。

機種変更やキャリア乗り換えの際、すぐにスマートフォンを使いたいという方におすすめのSIMといえるでしょう。

eSIMに対応しているキャリア

2023年3月現在、eSIMに対応しているキャリアは、au、SoftBank、docomo、楽天モバイルの4社です。ここでは、それぞれのキャリアで対応している機種と、キャリアの特徴について解説します。

au

auで購入できる機種のうち、iPhoneシリーズのiPhone SEとXS/XR以降のモデルや、Google PixelシリーズのPixel 5以降のモデル、SAMSUNGのGalaxyシリーズ、SONYのXperiaシリーズ、SHARPのAQUOSシリーズ、OPPO製スマートフォンの一部モデルなどがeSIMに対応しています。詳しくはauの公式サイトで「動作確認端末一覧」をチェックしてください。

eSIMの契約完了後にプロファイルをダウンロードすることで利用可能になるため、申し込みから最短即日で手続きが完了します。

大手キャリアであるauは、全国どこでも安定して通話・通信がつながりやすいのが特徴です。サポートも充実しており、料金プランにはデータ無制限プランもあるため、データ容量を気にする必要もありません。

また、長期間契約しているユーザーには、年数に応じてポイントが贈呈されるなど、キャンペーンやサービスも豊富です。うまく活用すれば、今よりずっとお得にスマートフォンを利用できるでしょう。

SoftBank

SoftBankで購入できる機種のうち、iPhoneシリーズのiPhone SEとXS/XR以降のモデルや、Google PixelのPixel 4以降のモデル、SHARPのAQUOSシリーズ、OPPO製スマートフォンの一部モデルなどがeSIMに対応しています。詳しくはSoftBankの公式サイトで「eSIM動作確認済み機種一覧」を確認してください。

SoftBankのeSIM切り替え手続きは、通常であれば30分程度で完了します。処理の混雑状況によっては2~3時間ほどかかることもありますが、物理SIMの手続きより格段に早く、忙しくてなかなか時間が取れない方にもおすすめです。

通常、eSIMの発行には事務手数料として税込3,300 円がかかります。ただし、SoftBankのオンラインショップやMy SoftBankから手続きすれば、事務手数料は無料です。さらに、端末を購入する際も、受け取りを自宅に指定することで、契約事務手数料・機種変更手数料を無料にできます。

手続きに関わる手間だけでなく費用も節約できるので、ぜひオンラインショップを活用してください。

docomo

docomoで購入できる機種のうち、iPhoneシリーズのiPhone SEとiPhone XS/XR以降のモデルや、SONYのXperiaシリーズ、SHARPのAQUOSシリーズ、SAMSUNGのGalaxyシリーズの一部、キッズケータイ2機種などがeSIMに対応しています。詳しくは、docomo公式サイトの「対応機種一覧」を確認してください。

docomoは大手キャリアのなかでもeSIMの導入が遅かったのですが、2021年9月から利用できるようになりました。申し込み手続きはすべてオンラインで24時間手続き可能であり、約1時間 で利用開始できます。

また、大手キャリアならではの魅力として、店頭での有料 サポートがあります。eSIMは手続きからサポートまですべてオンライン対応が一般的ですが、docomoは全国に店舗を展開しており、店頭でもeSIMの契約が可能です。手数料はかかりますが、スマートフォンの操作に自信がない方は、店頭でサポートを依頼しましょう。

なお、現在docomoのオンラインショップでSIMのみ新規契約・乗り換え(MNP)をすると、事務手数料0円かつ1万円分のdポイントがもらえるキャンペーンが実施されています。お得にdポイントを獲得したい方は、契約を検討するとよいでしょう。

楽天モバイル

楽天モバイルで購入できる機種のうち、iPhoneシリーズのiPhone XS/XR以降のモデルや、楽天オリジナルのRakuten Hand 5G、Google Pixelシリーズ、SHARPのAQUOSシリーズ、SAMSUNGのGalaxyシリーズ、SONYのXperiaシリーズ、OPPOシリーズなどの一部がeSIMに対応しています。詳しくは、楽天モバイルの公式ページに記載されている「eSIM対応製品の一覧」を確認してください。

楽天モバイルは2020年からキャリアとしての運営を開始し、 当初からeSIMを提供していました。対応機種が多く、端末さえ準備できれば最短3分でスムーズにeSIMの利用が可能です。

また、eSIM専用のプランはないため、通常の料金プランでeSIMを申し込むことになります。楽天モバイルは料金プランが「Rakuten UN-LIMIT VII」のみとシンプルで、楽天回線エリア内であればデータ容量を無制限に使えるため、プランで迷うことがないのも大きなメリットでしょう。

eSIM対応キャリア・格安SIMを選ぶメリット

続いては、eSIMに対応しているキャリア・格安SIMを選ぶメリットについて、詳しく解説します。キャリア選びに迷っている方や、eSIMに変更しようか迷っている方はぜひ参考にしてください。

オンライン上で申し込み~手続きが完結する

eSIMの大きなメリットの一つは、申し込みから手続きまでオンライン上で完結し、即日利用開始できることです。店舗に出向く必要がなく、24時間いつでも申し込み可能なので、忙しくて時間を取りにくい方でも簡単に手続きができます。

物理SIMの場合も手続きはオンライン上でできますが、SIMカードが届くまで手続きを完了できず、利用開始まで数日かかってしまいます。

すぐに利用を開始したい方や、なるべく手間を省きたい方は、物理SIMよりも断然eSIMがおすすめです。

SIM差し替えの必要がない

物理SIMはスマートフォンに差し込んで使用するため、乗り換えや機種変更時には差し替え作業が必要です。デリケートなSIMカードは、差し替え時に破損や紛失といったトラブルのリスクもあります。

しかし、eSIMはスマートフォンに内蔵されているため、SIMカードを差し替える繊細な作業が必要ありません。破損や紛失のリスクがないうえに、小さなSIMカードを抜き差しする手間も省けるので、申し込みから利用開始までがスムーズに感じられるでしょう。

SIMカードを扱うことに不安があるという方に、eSIMはぴったりだといえます。

1端末で複数のネットワークに接続可能

物理SIMの場合、基本的に1つの端末につき1枚のSIMカードしか挿入できません。一方eSIMでは、1つの端末で複数のネットワークに接続可能です。例えば、iPhoneでは1つの端末に8つのeSIMをインストールでき、同時に2つの電話番号を使えます。

また、eSIMと物理SIMを組み合わせて「デュアルSIM」として利用することもできます。eSIMと物理SIMの両方に対応している端末でしか利用できませんが、プライベート用と仕事用のようにスマートフォンを使い分けていた方は、その手間を省き、1台のスマートフォンで電話番号や回線を使い分けられるのです。

デュアルSIMのメリットはもう一つあり、別々の携帯会社の回線を契約していれば、一方の回線で通信障害が起こったときにも安心です。もしもに備えて、デュアルSIMにしておくのも賢い選択といえます。

海外でも利用できる

物理SIMの場合、海外でスマートフォンを利用したいときは、海外用のプリペイド式SIMに差し替えるのが一般的です。わざわざ専用のSIMを用意する必要があり、その分の費用がかかってしまうだけではなく、差し替えによる破損や紛失のリスクもあるのが難点です。

一方、eSIMなら、わざわざ海外用のSIMを用意する必要がなく、そのまま海外で利用できます。海外への出張や旅行の機会が多い方には、時間と費用の節約になるうえに、少しでも荷物を減らせるのでおすすめです。

また、仮にスマートフォンを盗まれたり紛失したりしても、eSIMは物理SIMよりも安全です。位置情報を無効にするといった手口が使えず、情報の書き換えには指紋やパスコードが必要なことから、物理SIMよりも悪用が難しいためです。

eSIM対応キャリア・格安SIMを選ぶデメリット

何事もメリットがあればデメリットもあります。それはeSIMも例外ではありません。続いては、eSIMに対応しているキャリア・格安SIMを選ぶデメリットについて解説します。

店頭でのサポートを受けられない

eSIM対応の格安SIMキャリアの多くは、店舗を持たず、オンラインで運営しています。そのため、eSIMへの乗り換えは、基本的に申し込みから手続きまですべてオンラインで行なわなければならず、それを可能にするレベルのITの知識が求められるのです。

店頭でのサポートを受けられないため、パソコンやスマートフォンの操作が苦手な方は、手続きに予想以上の時間がかかってしまう可能性もあります。

ただし、各社オンラインサポートが充実しているため、eSIMに関する操作でわからないことがあれば積極的に活用するとよいでしょう。

機種変更の手続きは自分で行なう必要がある

eSIMの乗り換えや機種変更の手続きは、すべて自分で行なう必要があり、時間と労力がかかってしまいます。

現在利用しているのがau、SoftBank、docomoだと、eSIMの契約とは別にSIMロック解除の手続きが必要な場合もあります。SIMロック解除はオンラインや電話、店頭で手続き可能ですが、電話や店頭の場合、混雑する時間帯ではかなり待たされることもあるでしょう。

場合によってはSIMロック解除に手数料がかかることもあるため、手間と費用を抑えたいのであれば、SIMロック解除不要の格安SIMをおすすめします。

eSIMに対応するキャリア・端末が限られる

eSIMは比較的新しい技術であり、日本ではまだ広く普及していません。eSIM対応のキャリアや端末は少しずつ増えてきていますが、その数はまだ少なく、自由に好きな端末を選べるわけではないのです。

au、SoftBank、docomo、楽天モバイルの大手キャリアは一通り対応していますが、格安SIMでは非対応のキャリアが多く、選択肢はかなり少ない状況です。

ただし、eSIM対応機種やキャリアは今後少しずつ増えていくと予想されるため、好きな端末から選びたい方はもう少し様子見してもよいでしょう。

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eSIM対応のキャリア・格安SIMをいざ選ぼうと思うと、選び方がわからず迷ってしまう方もいるでしょう。ここでは、eSIM対応のキャリア・格安SIMを選ぶ際のポイントを解説します。

使いたい端末があるかチェック

まずは、使いたい端末がeSIM対応のものかどうかを確認しましょう。eSIM対応のキャリア・格安SIMには限りがあり、端末はさらに限られます。

キャリアや格安SIMの公式サイトでは、eSIMの動作確認済み端末をわかりやすく一覧にして載せています。使いたい端末がeSIMに対応しているかどうか、料金プランも併せてしっかりチェックしておきましょう。

なかには、販売しているキャリアによって、同じ機種でもeSIM対応・非対応が異なることがあります。情報収集の際は、複数キャリアを慎重に比較することをおすすめします。

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データ専用SIMか音声SIMかを選ぶ

eSIMには、データ専用SIMと通話機能が付いている音声SIMの2種類があります。これまでどおりスマートフォンで通話もしたい場合は、音声SIMがおすすめです。

ただし、音声SIMはデータ専用SIMと比べると料金が高くなります。通話はあまりしない、通話をするとしてもLINEなどのSNSの通話機能を利用するという方は、データ専用SIMでも十分でしょう。

また、eSIMを契約する端末の使い方に合わせて、SIMの種類を選ぶのもよいでしょう。メイン端末にするなら音声SIM、サブ端末とするならデータ専用SIMがおすすめです。

まとめ

端末内蔵型のeSIMは、オンラインで即日手続きが完了するため、時間がない方におすすめです。まだ対応キャリアが少なく、メリットもあればデメリットもありますが、対応キャリアや機種は今後増えていく見込みであり、ライフスタイルに合ったキャリアや格安SIMを選べばより快適にスマートフォンを利用できるでしょう。

事前に必要な情報をしっかり集め、自分にぴったりのeSIMを見つけてください。

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