ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えはいつがベストタイミング？手順やデメリットを解説

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えを考えている方の中には「いつ乗り換えたらいいかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

楽天モバイルへの乗り換えは、端末の支払いが完了した状態の請求締め日付近がベストタイミングです。

また、ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめな人の特徴は以下の通りです。

• スマホの月額料金を抑えたい
• 楽天ポイントを効率よく貯めたい
• 楽天回線エリアに住んでいる

今回は、ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるデメリットやメリットを紹介した上で、乗り換えるべきタイミングや手順なども紹介していきます。

乗り換え時に使えるキャンペーンも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるデメリット

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるデメリットには以下の4つがあります。

• 提供エリアが狭くなる
• 通信速度が遅くなる可能性がある
• おうち割や家族割が使えなくなる
• キャリアメールが有料化する

提供エリアが狭くなる

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えると、回線がつながる提供エリアが狭くなってしまいます。

具体的なソフトバンクと楽天モバイルの提供エリア差は以下の通りです。

ソフトバンク　サービスエリアマップ

引用：ソフトバンク

楽天モバイル　サービスエリアマップ

引用：楽天モバイル

ソフトバンクでは山間部を除きほとんどの場所が提供エリアになっている一方、楽天モバイルは都心部を中心としており、日本全国をカバーできていません。

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えると回線がつながらないエリアが増える可能性があるため、乗り換え時には注意しましょう。

しかし、楽天の回線につながらないエリアではauのパートナー回線の利用となるため、エリア外でもスマホの利用は可能です。

さらに楽天モバイルの回線は、2023年12月までにカバー率99%を目指しているため、対応エリアに入っていない場合でも数年のうちに不便なく利用できるようになります。

通信速度が遅くなる可能性がある

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える場合、通信速度が遅くなる可能性があるため注意が必要です。

2023年4月現在のソフトバンクと楽天モバイルの実測値は、以下の通りです。

このように、動画視聴やネット利用時の速度であるダウンロード速度はソフトバンクの方が速いです。

しかし、楽天モバイルのダウンロード速度でも動画視聴やネットの利用はストレスなく行えます。

おうち割や家族割が使えなくなる

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えると、ソフトバンクのおうち割や家族割が利用できなくなります。

おうち割や家族割は以下のような割引です。

ソフトバンクでは適用条件さえクリアしていれば、毎月のスマホ料金が割引されてお得に利用できます。

しかし、プランにもよりますがソフトバンクのプランよりも、楽天モバイルのスマホ料金の方が元々安く設定されています。

そのため、おうち割や家族割が適用されなくなってしまっても、楽天モバイルへ乗り換えることで月額料金を抑えることが可能です。

キャリアメールが有料化する

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えると、ソフトバンクのキャリアメールが使えなくなるため注意しましょう。

ソフトバンクで利用していたキャリアメールをそのまま楽天モバイルで利用することも可能ですが、手続きに加えて月額330円の費用が発生してしまいます。

キャリアメールを利用する必要がある方は、キャリアメールの持ち運びがおすすめですが、必要ない方はGmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスの利用がおすすめです。

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリット

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリットには以下の3つがあります。

• 月額料金が安くなる
• アプリを使えば通話が無料になる
• 楽天ポイントが貯まりやすくなる

それぞれのメリットについて順番に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

月額料金が安くなる

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えることで、毎月の月額料金を安く抑えられます。

具体的な料金の違いは以下の通りです。

3GB以内の利用であっても約2,000円、20GB以上のプランだと約4,000円程度楽天モバイルの方が安くなります。

ソフトバンクを利用する場合、おうち割や家族割などで料金が割引されますが、割引後料金を考慮しても楽天モバイルの方が圧倒的に安いです。

アプリを使えば通話が無料になる

ソフトバンクでは、通話料が22円/30秒となっており、かけ放題プランは月額2,700円です。

楽天モバイルの場合「Rakuten Link」というアプリを利用すると、無料で通話を利用可能になります。

Rakuten Linkを使えば、どのキャリアを利用している相手との電話でも無料になるため、通話を頻繁に利用する方は楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。

Rakuten Linkは以下のソフトウェアバージョンでなければ利用できないため注意しましょう。

• iPhone：iOS 14.4 以降
• Android端末：Android 9 以降

ソフトウェアバージョンにも問題がなければ、App StoreやGoogle Playからアプリをインストールし、楽天IDを用いた認証を行うだけで利用できます。

楽天ポイントが貯まりやすくなる

ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えると、楽天ポイントが貯まりやすくなるというメリットもあります。

たとえば、楽天モバイルの支払いを楽天カードで行うとポイント1倍がもらえるなど、楽天経済圏を利用している方にとってはお得なポイントが多くあります。

楽天モバイル利用者が楽天市場で買い物をした際にもらえるポイントが3倍になる点も大きなメリットです。

もちろん、貯めたポイントで楽天モバイルの代金を支払うことも可能なので、楽天のサービスをよく利用する方には特におすすめです。

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えはいつがベストタイミング？

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えは、スマホの端末代が支払い終わった後がベストタイミングです。

端末代の残債がある状態で楽天モバイルへ乗り換えてしまうと、楽天モバイルの月額料金に加えて端末料金の支払いもし続けなければならないため注意しましょう。

端末料金の支払いが終わったら、ソフトバンクの請求締め日の直前での解約がおすすめです。

ソフトバンクの請求締め日は以下のようになっています。

ソフトバンクには日割り料金がなく、請求締め日を過ぎてしまうと1ヶ月分の月額料金を全額請求されるため注意が必要です。

請求締め日前にソフトバンクを解約することを想定した上で、SIMカードの到着やMNPの手続きにかかる日数を逆算して楽天モバイルの申し込みをしましょう。

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える方法

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える方法は以下の通りです。

• 必要なものを事前に準備しておく
• 楽天モバイルに申し込む
• SIMロックを解除する
• 楽天モバイルにてMNP開通手続きをする
• 楽天モバイルの初期設定をする

それぞれの工程を詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

必要なものを事前に準備しておく

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際、スムーズに乗り換えるためには以下の4つを事前に準備しておきましょう。

• 本人確認書類
• クレジットカードまたは銀行口座
• MNP予約番号
• 楽天会員ユーザIDとパスワード

本人確認書類としては以下のような書類が利用できます。

• 運転免許証
• 運転経歴証明書
• マイナンバーカード（個人番号カード）

本人確認書類を用意したら、楽天モバイルの支払いに利用するクレジットカードか銀行口座を用意し、いつでも入力できるようにしておきましょう。

ソフトバンクで利用していた電話番号を楽天モバイルでも引き続き利用する場合には、MNP予約番号が必要であり、My SoftBankから入手できます。

また、楽天モバイルへの乗り換え時には楽天会員ユーザーIDとパスワードを持っているとスムーズになるため、あらかじめ楽天会員登録ページから登録おくことをおすすめします。

楽天モバイルに申し込む

楽天モバイルに申し込む際の流れは以下の通りです。

• 申し込みページにアクセスする
• オプションとSIMタイプを選択する
• 本人確認書類をアップロードする
• 電話番号・MNP予約番号・有効期限を入力する
• 受け取り方法と支払い方法を入力する
• 申し込み内容・重要事項説明・利用規約を確認する

この流れで手続きを行うだけなので、必要書類さえ用意されていれば5分程度で簡単に申し込みができます。

申し込み後は本人確認の審査が完了次第、SIMカードが発送され2日〜1週間程度で届きます。

SIMロックを解除する

ソフトバンクで利用していたスマホ端末をそのまま楽天モバイルで利用する場合、SIMロック解除を行う必要があります。

SIMロック解除を行うにはIMEI番号が必要となるため、あらかじめ確認しておきましょう。

IMEI番号は端末の設定アプリを開き、iPhoneは「一般」の「情報」から、Androidは「システム」の「デバイス情報」から確認できます。

IMEI番号の確認後に行うSIMロック解除は以下の流れで行えます。

• 「My SoftBank」にログインする
• IMEI番号を入力する
• 手続内容を確認する

この流れで手続きを行うだけでSIMロック解除は完了です。

ただし、以下の条件に当てはまる端末を利用している場合はSIMロック手続きをせずに楽天モバイルで利用できます。

楽天モバイルにてMNP開通手続きをする

ソフトバンクで利用していた電話番号を楽天モバイルでも引き続き利用する場合は、MNP開通手続きを行う必要があります。

MNPの開通手続きは以下の流れで行えます。

• 「my 楽天モバイル」にアクセスする
• 右上メニュー内の「お申し込み履歴」を開く
• 申込番号を選択し「MNP転入する」を開く

手続きは簡単ですが、以下のように開通手続きを行う時間によって完了時間が異なるため注意が必要です。

時間を気にせずに手続きを行ってしまうと翌日まで利用できなくなる場合があるため、MNP転入手続きを行う際には忘れずに時間を確認しましょう。

楽天モバイルの初期設定をする

MNP転入手続きまで完了したら、楽天モバイルの初期設定を行いましょう。

楽天モバイルを利用するためには、以下のような初期設定を行う必要があります。

• SIMカードを挿入する
• スマホの電源をONにする
• 言語や地域を選択する
• 利用規約に同意する
• Wi-Fiに接続する
• GoogleアカウントやApple IDの設定をする
• 画面ロックの設定をする
• アップデート方法の設定をする

難しい設定はなく、誰でも簡単に行えるため、スキマ時間で初期設定を終わらせましょう。

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際に使えるキャンペーン一覧

2023年4月現在、楽天モバイルに乗り換える際に使えるキャンペーンは以下の通りです。

楽天モバイルでは、ソフトバンクからの乗り換え時に使えるキャンペーンが豊富に用意されています。

定期的にキャンペーンの適用条件が変更されるため、乗り換え時には公式HPにて確認しておきましょう。

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問は以下の3つがあります。

• ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換え手続きは店舗でもできますか？
• ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際はソフトバンクの機種をそのまま使えますか？
• ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際にスマホの残債はどうなりますか？

よくある質問とその回答を詳しく紹介していきます。

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換え手続きは店舗でもできますか？

また、SIMカードも店舗ですぐに受け取れるため到着を待つ必要がなく、即日乗り換えが可能です。

自分で設定することに不安がある方や即日乗り換えをしたい方は、店舗での乗り換えがおすすめです。

ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際はソフトバンクの機種をそのまま使えますか？

ただし、以下の条件外の端末の場合はSIMロック解除が必要となります。

• 2021年5月12日以降に購入した場合
• 2021年4月14日～5月11日に一括払いで購入した場合
• 2021年4月14日～5月11日にクレジットカードの分割払いで購入した場合

またiPhoneを利用する場合は、iPhone 6s以降のシリーズでなければ対応していないため、古いiPhoneを利用中の方は乗り換え時に端末の購入も検討しましょう。

ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際にスマホの残債はどうなりますか？

楽天モバイルの月額料金に加えて残債を支払うことになるため、残債の支払いが終わってから乗り換えることをおすすめします。

まとめ｜楽天モバイルへの乗り換えがおすすめな人の特徴

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えは、データ無制限のスマホを月額料金を抑えてお得に利用したい方におすすめです。

また、楽天モバイルに乗り換えると楽天ポイントが貯まりやすいため、楽天経済圏を日頃から利用している方は効率よくポイントを貯められます。

2023年4月現在、楽天モバイルは提供エリアが日本全国をカバーできているわけではなく、楽天回線が届かない地域があります。

しかし、2023年12月までにカバー率99%を目指しているため、数年以内にはストレスなく楽天回線を利用できるようになるでしょう。

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際に使えるキャンペーンも数多くあるため、キャンペーンを利用してお得に乗り換えてみてください。